電源を入れると一瞬画面は映るものの、そのまま画面が消えてしまうInspiron 700mの修理をしてみました。
これまでの経緯はこちらからどうぞ↓
画面不良ジャンク■Dell Inspiron 700m
画面不良原因は、どうやら液晶パネル内の冷陰極管というパーツが怪しいということで、これを新品と交換してみることにします。
■冷陰極管とは??
液晶パネル内の冷陰極管は、液晶を照明する為のものです。(普通はバックライトとか言ってますね) オークションでバックライト切れジャンクとかいっているのは、この冷陰極管が点灯しなくなり画面が映らなくなった状態のもの・・・・と言うより、見難い状態になったものと言った方が正しいかもしれません。 厳密に言うと画面は映っています、ただバックライト(照明)が無い為、微かにしか映 らず、パッと見には映っていないように見えるだけです。
■冷陰極管のサイズがわからない
まずは交換の為の冷陰極管を手に入れないといけません。Dell Inspiron 700mの液晶サイズは12.1インチなので、このサイズ用の冷陰極管を購入しようとしたところ、ちょっとした問題が・・・ 一口に12.1インチ用の冷陰極管といってもミリ単位で微妙に長さのが違うものが用意されていて、どれを選んだらよいかわかりません。 手っ取り早いのは、液晶パネルを分解して冷陰極管を実測すれば確実なんですが、ネットに情報が転がっているだろうと国内外のサイトを探した結果、268ミリもしくは270ミリのものがDell Inspiron 700mに使えるようです。 なぜ2種類のサイズなんでしょう・・推測ですが、Dell Inspiron 700m用の液晶パネルには2種類のメーカー製が採用されていて、12.1インチサイズでも異なるサイズの冷陰極管が入っていたのかもしれません。
■冷陰極管の取り出し
まずは液晶パネルを取り出し、パネルの外周を覆う金属のフレームを取り外します。 フレームは、極小のネジで固定されています。

液晶パネルの分解 バックライトリフレクターの上に貼ってあるアルミテープを剥がしています。再利用するので破れないように慎重に剥がしています。
このアルミテープは、ホームセンターで売っている台所用のアルミテープで代用できそうなんですが、ちょっと厚みが違っているので(液晶パネルのものの方が薄い)使うのは止めました。

液晶パネルを覆う金属フレームは4カ所のネジで留まっています。