画面不良の原因を探る(MURAMASA PC-MT1-H1S)で復活させたMURAMASAの
メモリ増設を行いました。標準で128MBなので、増設すれば若干でも動きは変わると思います。
増設メモリについてですが、この機種に使用されてるメモリは、普段よく見かける
SO−DIMMタイプでも、Micro DIMMでもなく、独自の形状をしたメモリです。
流通量が少ないので物を見つけるのも厳しいし、汎用性がないということで値段の方も
高いと思われます。今回は、ジャンクのMURAMASA PC-MT1−L2(Pentium3
750MHz メモリ標準256MB)から取り出したメモリを増設することにしました。

PC-MT1−L2から取り出したメモリです、容量は128MBです.。

PC-MT1-H1の場合、メモリスロットにアクセスするためには、本体内部が見えるところまでの
分解が必要になります。
まず、バッテリーをはずし、下部カバーを取り外します。赤丸部分のネジの他、下の写真で示している
場所のネジも外します。

下部カバー取り外しの際には、ヒンジ下部分にあるネジ(2カ所)も忘れずにゆるめます。

下部カバーは、これだけのネジで固定されています。

下部カバーを取り外しました。次は、上部カバーを取り外します。
本体裏のネジを一カ所取り外します。赤丸部分で示しているところです。


両サイドに3本ずつネジが止めてあり、これをすべて外します。

さらに両方のヒンジ部分にネジがあるので、こちらも外します。
このネジは、かなり強く締まっています。取り外しの際にはネジをなめないように気をつけます。

ネジを取り終えたら、上部カバーを外しますが、矢印で示している部分に引っかかり
があるので、この4カ所の引っかかりをマイナスドライバ等で曲げつつ、上部カバー
を取り外していきます。
この作業は、かなり神経を使います。上部カバーは、薄い金属板なので無理矢理
外そうとすると、曲がってしまいます。

矢印で示した部分は、両面テープ(それもかなり強力)が貼られています。
取り外しの際には、こちらの方も気をつけて作業を行います。
とにかく性急な作業は、上部カバーの曲がりを引き起こします。

次は、キーボードユニットの取り外しです。
目指すメモリスロットは、キーボードの下にあります。

まず、裏側のネジを2カ所外します。

そして、両ヒンジ部分のネジを外すと、キーボードユニットが外せます。

キーボードユニットを外すとメモリが現れました。白い4角の部品がメモリです。
PC-MT1-H1は、標準で128MBですが、その内訳は基板上に64MB、メモリスロットに
64MBとなっているようです。従って、メモリスロットの64MBを128MBに変更する
事になるので、全体のメモリは、64M+128MBの192MBとなります。

それでは、交換します。写真は、今まで付いていた64MBメモリです。
新しいメモリを取り付けた後、組み立てる前に電源を入れBIOSでメモリが
増設できたか、確認します。
(組み立て前に電源を入れるのは、あまり推奨されるやり方ではないですね
基板がむき出し状態なのでで、もしもの場合ショートの危険性があります。
出来ることなら、すべてを組み立てた状態でやらないといけないのですが、
面倒くささもあり、いつも分解した状態でチェックをしています)

メモリが増えているのが確認できたので、また元の通りに、組み立てて作業は終了です。