今回手に入れたジャンクは、Dell Studio 1558、Dellのラインアップの中で、Studioは、個人向け製品で、中価格機(表現が変?)ハイスペックというまでの性能ではないけれども、それに迫るものを持ちつつ、価格ももそこそこで、いわゆる“コスパ”が良い機種のカテゴリーです。 遅ればせながら(購入した2012年時点で)Corei系のCPUが載ったノートパソコン(ジャンクですけど)を初めて手にしました。 さて、今回手に入れたジャンクは、ACアダプタ、メモリ、ハードディスクがついており、外装の程度も良く、極上品と言っていいほどの状態を保っており、スペックの方も、 Core i7-720QM(1.6Ghz) GPUはATI Mobillity Radeon HD5470と、未だCore2をメインで使っている私からすると超高性能なジャンクです
■動作確認
まずは、付属のACアダプタを取り付け、スイッチオン。BIOSの設定をデフォルトにセットするために、F2キーをプッシュ。 BIOS画面に切り替わると、F9キーを押してデフォルトの設定に戻します。キー操作をしながら、 「液晶、えらく明るいなぁ・・確かLEDのバックライトだったような・・」 などと独り言を言いつつ眺めていると、かすかに「キュン」という音が聞こえたと思ったら画面が真っ暗に、どうやら電源が落ちたようです。 何度か試しましたが、やはり電源投入後一分ほどで電源が落ちます。 ACアダプタに問題があるのかも??と思い、AC駆動ではなく、バッテリー駆動で状態を見ますが、やはり症状は変わりません。
■もしかして地雷機種??
どうやら内部に問題ありのようなのですが、分解前にStudio 1558 に関する情報をネットで調べてみます。 ネットで検索したところ、Studio 1558の熱暴走に関する記事かいくつか見つかりました。 元々冷却性能が良くない機種のようで、使用する内にヒートシンク等に埃が溜まって廃熱がうまくいかず、最終的に熱暴走してしまうようです。
■冷却ファンのクリーニング
このStudio 1558が熱暴走のためにこのような症状になるかどうかはよくわかりませんが、まずは冷却ファンのクリーニングを行い、様子を見ることにします。 Dellのサイトで、分解(保守)マニュアルをダウンロード これを見ながら分解していきます。 Studio 1558の冷却ファンを取り外すには、マザーボードが単体になるまで分解を進めなければなりません。ということは、ほぼバラバラになるまでということです。 こういう場合、分解(保守)マニュアルがあると非常に便利ですね。 マザーボードをボトムケースから取り外して、やっと冷却ファンユニットを目にすることができます。 そしてマザーボードからヒートシンクと一体になった冷却ファンを取り出し、しばし鑑賞?? 案の定、冷却ファンの羽には埃がつき、ヒートシンクの中にも埃が堆積していました。 どうやら、電源が落ちるのは冷却ファンの廃熱不良による熱暴走が原因と確定できそうです。 となると話は早いです。掃除機を引っ張り出してきて、冷却ファンにたまった埃をすべて除去します。

ファンのフィン部分に埃がたまっています。

カバーを開けるとヒートシンクの部分にもすごい量のの埃が・・・
こちらはクリーニングしているときの動画です。
Dell Studio 1558 ■Cleaning CPU FAN
これで熱暴走ともおさらば、という展開と思いきや・・・
まだまだ続きます。
電源落ちるジャンク■Dell Studio 1558 (続)へ