■どんでん返し
「冷却ファンのクリーニングで良くなるなんて、ラッキーなジャンクつかんだわー」 などと、心の中でほくそ笑みながら、組み立てていきます。 組み上がったところで、ACアダプタを取り付けスイッチオン・・・・ BIOS画面に移り、しばらく様子を見てみます。 すると、1分ほど経ったところで「キュン」という音とともに電源は落ちました。
「えっ、熱暴走が原因じゃなかったの???」
とすると、ファンではなくマザーボード本体の不良なのでしょうか??
ちょっと強引な方法ですが、 エアダスターのノズルを本体廃熱排出口に差し、風を強制的に吹き込んで冷却を補助してみます。すると若干ではありますが、電源を落ちるまでの時間が長くなりました。 ということは、やはり熱暴走しているようです。
こんな感じで強制冷却してみました。
■動作しない冷却ファン
すでに冷却ファンは清掃済みで、ファン自体の冷却は問題ないし・・・・と、ここでふと気づきました。
「もしかして、ファンが回ってないんじゃ・・」
それではと、本体に耳を当ててスイッチオン。案の定、ファンの動作音が聞こえてきません。
どうやら、冷却ファンが動作しないことによる熱暴走ということで間違いないようです。
またもや冷却ファンを取り出すためにマザーボードまで分解(結構面倒です)、ファンの動作を改めて確認すると回転していないことがわかりました。
ファン自体が回らないのであれば、いくらファン周りを清掃してところで、熱暴走がなくなるわけないですよね。
■格安修理
故障箇所を突き止めたので、交換のためのパーツを探します。
ここではもちろん、冷却ファンユニットを見つけて交換すれば良いのですが、ファン周りを清掃した際、冷却ファンユニットから、冷却ファンのみ単体で分解できることを確認していました。
以前ThinkPad T60のファン交換したときも冷却ファンのみの交換で、安く修理できたことがあったので、今回も冷却ファンのみの交換でいくことに決め該当のパーツを探すことにしました。
こういうときは国内で探さず、たいていはeBayで探します。
eBayで探すとなぜか1558用のファンに2種類の形状が存在することがわかります。なぜ2種類あるのかは定かではないですが、同じ機種でも仕様の違いのあるものがあるようです。
もし、1558のファンを購入する場合には、手元にあるファンの形状を確かめてからにしないといけないようですね。
自分はすでに分解していたので、該当のファンを見つけることが出来ました。
こちらは、ファンを交換している動画です。
Dell Studio 1558 turnning off suddenly ■ replace broken cpu fan
■ファン交換後
交換後は、電源投入後も落ちることがなくなりました。
熱暴走で落ちるという原因でしたが、ファン自体の故障によるものとは気がつきませんでした。
電源投入後、かなり早い時間でで落ちるというところで、ファンの故障を疑うべきでした。
いつものことながら、ジャンクは一筋縄ではいかないです。