【ジャンクノートパソコンとキーボード修理の例】
ジャンクノートパソコンは、必ずどこか悪いところがあります。
もちろん、キーボードもその例外ではありません。キーの文字消えなど、一つぐらいだったらまだいいのですが、ひどい物になるといくつものキーが消えて、ブラインドタッチ専用?キーボードと化しています。
それでも何とか使えるのですが、キーが取れていたり、入力を受け付けないなどとなると修理が必要になります。
ノートパソコンのキーボードは、だいたいユニットごと交換できる構造になっているので、一番手っ取り早い方法は、新品のキーボードユニットと交換するのがいいと思います。
ただ、キーボードユニットを部品として購入できるかどうかは、メーカーによって対応が異なっています。
あとは、ネットオークションを利用するという方法もあります。
流通の経路は分かりませんが、たまに新品のキーボードユニットが出品されています。その他、中古パーツでいろいろな機種のキーボードユニットも出品されているので、予算を安くあげようと思うなら中古でもいいと思います。当然中古なので使用感(若干の文字消えやテカリ、汚れ)は有ります。
さらに、ジャンク品にはジャンク品というわけで、ジャンクのキーボードユニットを落札して、足りない部品や壊れている部分を補完して、まともなキーボードユニットに仕上げてしまうということも出来ます。
一番安上がりでちょっとした作業もあるので、弄くって楽しみたい人には、おすすめの方法です。
以下にその実例を紹介します。
写真のジャンクノートパソコンは、ThinkPad R31です。動作品ですが、左クリックボタンのクリック感が無くなっています。
ThinkPadのジャンクには、よくある症状です。左クリックボタンは使用頻度が多いので、長期間使用するとヘタって、ボタンを押しても戻ってこなくなります。戻ってこなくても動作はしますが、タッチが悪くてなんとなくストレスがたまります。

ジャンクThinkPad R31とジャンクキーボード
ジャンクキーボードは、キーがいくつか無くなっています。

ThinkPad R31のキーボードは、左クリックボタンに不具合があります。
隙間にマイナスドライバーをいれ、ちょっとひねるとボタンが外れます。

ボタンの下にドライバーの先で示しているゴムの部品があります。
調べてみるとそのゴムの部品に亀裂が入っている為、
ボタンのクリック感が無くなっていました。

ジャンクキーボードも同じように分解してみました。
なぜか、ゴムのパーツの色が違っています。

ThinkPad R31についていたキーボードにゴムのパーツを入れました。
もちろんぴったり合います。クリック感も正常に戻りました。
これでストレス無くクリックできます。
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