起動不良の「HP NX9100」 、でもラッキーでした
起動不良のジャンクノートパソコン、機種名はHPのNX9100です。型番から調べてみるとセレロン2.8GHzという高スペックでした。(NX9100には数種類のバリエーションがあり、ハイエンドモデルでは、P4 3.2GHzとなっています)
外観もキレイで、とてもジャンク品とは思えないコンディションです。
それでは、早速電源を入れてみます。画面にHPのロゴマークが出てきました、起動不良ということでしたが電源は入ります。ジャンクで起動不良と書いてあっても、電源が入らないのか、OSが起動しないだけなのかでは大きな違いです。そう言った意味でも電源が入った分、このNX9100はジャンクでも程度がいい方ではないでしょうか。
さて、電源投入後の動きですが、これが起動不良ということでしょうか?ロゴマーク後のPOST画面が何度もループします。その様子の動画 n9100.wmv
まず最初にBIOSの設定をデフォルトの状態に戻しましたが、動作に変化はありません。それでは、他のデバイスからブートできるかを調べてみます。FDドライブにwindows98の起動ディスクを入れ、dosを起動させると警告がでました。以下の画像参照
なーんだハードディスクの領域が確保されてなかったんだ、といいつつ、FDISKを実行。すると、画面に「ハードディスクがありません」の文字が・・・・起動不良と思っていたpost画面のループは、どうやらハードディスクが付いていないために起こっているようです。ちょっと、拍子抜けです。
ハードディスクの格納場所を探すためノートパソコン本体を調べると底部にそれらしきフタがあります。2本のネジを外すと、空のハードディスクマウンタに専用コネクタとネジがテープで固定してありました。
最初の電源投入時には、ハードディスクに関する警告メッセージがでなかったので、付いているものとばかり思っていました。いままでのジャンクノートパソコンはハードディスクがない場合、警告のメッセージですぐわかったのですが、こういうパターンは初めてでした。
手持ちのハードディスクを取り付けます。ハードディスクに専用のコネクタをつけ、フタと一体になっているマウンタにネジで留めます。
ハードディスクを取り付け、そのままwindows XPをインストールしました。結果、何事もなくインストールは完了しました。
起動不良と思っていたものが、実はハードディスクが無いだけだったなんて、本当にラッキーなジャンクノートパソコンでした。買うときは、起動不良だから電源が入らないんだ(と勝手な解釈)と思い、前からやってみたかった「電源入らないジャンクノートの復活」にチャレンジしようと目論んでいたんですが、今回はいい意味で当てがはずれました。
高スペックジャンクなので、windows vistaもインストールできそうです。メモリが256MBなので増設しないといけないですけど。
最後に、こういう事があるからジャンクノートいじりは止められないですね。いつもこう行くとは限りませんが。
|