【ホワイトアウトになった液晶パネルの故障原因】
以前、ホワイトアウト(液晶が真っ白け)の状態になったノートパソコンを修理したことがあります。
パナソニックのCF系のレッツノートだったと思うのですが、11.3インチXGAの液晶パネルを装備したB5ノートパソコンで、液晶がホワイトアウトになっているということでジャンクになっていました。
●関連リンク
パナソニック CF-A44、CF-A77、CF-M1 製品紹介
ThinkPad 570でも同じような現象が起きる場合があり、それは液晶とシステムボードをつなぐケーブルを交換すれば良いという話を知っていたので、このレッツノートでも同様の方法で修理が可能かなと思い実際に試したのですが、正常なCF系の液晶ケーブルと交換しても、ホワイトアウトの症状は治りませんでした。
それでいろいろとネットで検索したところ、ホワイトアウトの原因として、液晶パネルの制御基板の故障が考えられることが分かりました。
ただ、制御基板と言っても液晶パネルのどの部分かは、よく分からなかったのですが、ノートパソコンを分解して液晶パネルだけにしてみると、パネルの左側部分にそれらしき部品が取り付けられているのを見つけました。
注意深くその部品を外し、液晶割れしているものの部分的には写っている部品取りの液晶パネルから同じ部品を外して取り付けたところ、きちんと写るようになったのです。
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故障していた制御基板と思われる部品(パナソニック CF系11.3インチ液晶)
この時は、制御基板の交換は比較的スムーズに作業できましたが、それはパネルと制御基板が、別であったためです。
しかしながら、多くの液晶パネルは、パネルと制御基板が一体化しており、制御基板のみを交換するのは、ほぼ不可能な構造になっていると思われます。
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